『北壁の死闘』 ボブ・ラングレー 海津正彦 訳
第2次世界大戦末期、原子爆弾の研究開発でアメリカに先行されていた
ドイツは起死回生のための作戦を実行に移すことにした。その作戦のた
めに集められたドイツ屈指のクライマー達に下された命令とは・・・・
某サイトで絶賛されていたこの小説。続きが読みたくてどんどんページ
をめくってしまう。訳者がクライミングに熱を上げていたようで和訳に
は全く違和感がない。
ある事故によってクライミングをきっぱり諦めていたシュペングラーは
任務のために登り始めたアイガー北壁を通して自分自身を取り戻していく。
そして、猛吹雪のアイガー北壁、ぎりぎりの状況の中での告白。
アメリカvsドイツ二転三転する立場。追って追われる展開。
これを台本にして映画を作ったらすごい作品になると思う。
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