2010年4月9日金曜日

富士山

今週末は生まれて初めての富士山です!
夏の富士山は混んでるというイメージがあり、なんとなく敬遠していた
のですが、12月に遭難事故があり、冬の富士山はどんなとこなのか?
俄然、興味が出てきました。その遭難事故に対して”登山家”野口氏が
『冬の富士山はヒマラヤよりも難しい場合がある』とコメントしていて
そんなとこが日本にあるのかと驚いたものです。

厳冬期の富士山は時にヒマラヤ以上に厳しくなる。
独立峰ゆえの凄まじい強風。
逃げ場がなく、表面の雪面もガリンガリンに凍りつき、
固くなった氷にはアイゼンの爪も充分には刺さらない。
そして山頂付近でスリップしてしまえば、凍った滑り台から
落ちるようなもので五合目付近まで落ちてしまうことさえある。
(野口健ブログ 12/22)

他の人のBlogをのぞいてみると、『冬富士は別の惑星に来たような感じ』
と書いてあったりして、ずっと機会を探っておりました。

ので、この話があったときには速攻で参加表明したのです。

厳冬期と4月ではやっぱり違うと思うのですが、初めてなのでいいかなと




メンバー:バタヤン、おおまさ、YUKIさん、あけちさん、かいちょう

4/10  新宿発富士吉田行きのバスで出発。中央道の渋滞のせいで1時間程、
到着時刻が遅れる。『渋滞の中央道』が帰ってきたのか。
タクシーで馬返しまで行き、歩き出す。雪もなく単調な登山道。こういう
とこを歩いてるとだんだん、考えることもなくなり、飽きてくる。
三合目を過ぎたあたりから、希に残雪があった。途中に舗装路が横切ったり
して気がそがれる。やっぱ、『メジャー観光地・富士山』なのか。

歩き出してから2時間くらいで佐藤小屋下に到着。テントを張り、この日は
六合目の近くで、ビーコン捜索の練習。講師はあけちさんであった。
ビーコンの使い方を教えてもらったのは初めてw

風もなく穏やか

4/11 4時起床、5時半に出発。登山道を地味に登って行く。分かってたこと
だけど、雪がなくてつまらない。雪はどこなんだよー
六合目と七合目の間でやっとアイゼンを装着。登山道を外れ、雪面を歩き出す。
締まった雪面の上を『さくさく』音を立てながら歩くのはやっぱ、いい!!

右手に吉田大沢を見ながらじりじりと登る。吉田大沢は雪、岩、氷の世界で
カッコ良い。あんなとこを登って帰りはグリセードで下ったら楽しいに違い
ない。

この日は風もほとんどなく、日焼け止めを塗らないとまた焼けそうなくらい
だ。アイゼンもよく効き、やばい感じはしない。登りは・・
ただし、傾斜は結構、急であった。ロープを出したりするほどではないが。
サイドステップで登ってみたしていろんな登り方を試した。

八合目を過ぎてしばらくするとガスが強くなってきた。
前の人しか見えなくなり、上も下も完全に白色の世界。そんなとこを歩いて
ると感覚がおかしくなるようで、車酔いのような感じになった。傾斜も急な
のか緩いのか分からなくなる。

平なところで様子見のため小休止。が、ガスが晴れる気配がせず、下山する
ことに。オレは下りが苦手なんだよw。滑落したら超特急で五合目まで行っ
てしまう。アイゼンを信頼すれば大丈夫、とつぶやきながら下る。
雪が深いところでは団子になるので、ピッケルでアイゼンを叩く。

ガスが晴れたところまで下ると一安心。ここで気を抜いてはいけないが
抜けるでしょ。

この後、馬返しまで下り、下り、ひたすら下り・・・・・・

結局、頂上まで行けなかったのでまたチャレンジしたい。
次回は12月か??

1 件のコメント:

sukemat さんのコメント...

3月いけなくて残念でしたが、会長、なんだかすごいことをやってますねー。今年はアドベンは??
また面白そうなことあるときは、是非。

なぜかこちらが名古屋にいますね。