2010年5月23日日曜日

湯河原のはずでしたが・・・

劔から帰ってきてからしばらくボーーーーっとした日が続いた
のですが、やっと再起動がかかりました。

今日はJ&S新宿のアウトドアスクールが湯河原であるはずでした
が雨のため中止に・・・・

というわけで半年ぶりくらいにご近所さんのPUMP2へ



お目当てはボルダリングの『ビギナー道場』です。
半年前に参加したときはFINを取れた課題は”ゼロ”・・・
自分より圧倒的にうまい小学生やクルクル回転して
すいすい登っていく華奢な女性を目にして

それに比べて自分は・・・

と凹んだものでした。J&S新宿に通い始めて3ヶ月
自分はどう変わったのか・・・?

結果は道場で出された課題はコンプ!!!
もはや初心者ではないですぜぇ、と言える日も近いのかも!?

2010年5月10日月曜日

劔沢の死闘

ハア・・・ハア・・・
あつ・・い・

私は仲間と合流するため劔沢を上流に向かって歩いていた。
もちろん登りである。
ザックをドカッと降ろし『山と高原地図』で確認すると
夏のコースタイムで3時間となっていた。

おかしい・・
3時間など3時間前に過ぎている気がす・・・

テルモスを開け、水をゴクっと飲む。
残り少ないのが心配だ。
劔沢の雪を取り、テルモスに入れておいたが思ったより
溶けていない。
これでは幕営地に着く前に水が尽きてしまう。。

劔沢に入ったときは
劔沢デケーとか
劔岳かっケーとか
みんながつるぎ、ツルギっていうのも分かるな〜
と思っていたが、もはやそんなことはどうでもいい。

早く幕営地に着き、テントは張り、日陰で一休みしたい。
望みはそれだけだ。

立山は前日の吹雪が嘘のように快晴であった。
見通しがいい劔沢はあまりにスケールが大きく、距離感が
完全に狂う。『そこまで』行くのにものすごい時間がかかる
のに愕然とした。


赤丸の中がスキーヤー


また、影になるようなところもなく太陽光線が真っ白な雪面に反射し
容赦なく身体を痛めつける。ここは鉄板の上か
泳げタイヤキ君になった気分だ。


スキーヤーが気持ち良さそうに滑ってくる。
2日振りに会う人だ。思わず話しかける。
(私)『こ、こんにちは・・』
(相手)『こんにちは。いい天気ですね。どちらから』
『ちょっと下のほうから。疲れました。』
『どこ登るんですか?』
『(明日)源次郎を・・・』
『え!?、一人ですか?』
『いえ、今から仲間と合流します。』
『そうですか、でわ』

しばらくすると男女ペアが降りてきた。
空身で軽快そうだ。
(私)『こ、こんにちは・・・どちらに??』
(相手)『八ツ峰の偵察です。』
『これから天気は回復傾向ですし、いいですね』
『あなたは?』
『源次郎です・・』
『え、一人ですか??』
『いえ、明日、仲間と合流します。』


ハア、、ハア、、一歩ずつ登っていくしかない。。
今度は3人組だ。ベテランっぽい人が一人混じってる。

(私)『こ、こんにちは・・・どちらに??』
(相手)『真砂沢までです。あなたは。』
『劔沢のキャンプ場です。』
『え!?今からですか・・・??それはご苦労さんです。
明日はどこを登るんです??』
『源次郎です。』
『それなら真砂沢をBCにした方が・・それよりもお一人ですか?』
『いえ、キャンプ場で仲間と合流します。』
『それなら、なおのこと真砂沢の方が、、まあがんばってください。』

『はひ・・ありがとうございます。。』
3人組は去って行った。


しかし、なぜみんなして『源次郎』に登るというと『え?』という反応
をするのだろう??一人じゃないですよと言うとそりゃそうだろみたい
な顔もするし・・・

みんなから自分はどう見えているのか???
myカメラで自分を撮ってみた。



























うむ、



数々の修羅場をくぐり抜けてきた


タフな登山家




にはとても見えないな。


みんなが


暑くなったからといって早く土の上に


でてきてしまった、うっかり者のセミ


のようなハイカー




と思ってしまうのも無理ないかも・・・・・






さ幕営地まで後、少し。

ガンバ、ガンバーー

2010年5月7日金曜日

劔岳 事件簿

  • 源次郎尾根から帰ってきたらテントがなかった件



劔沢でテント(mont-bellのステラリッジ2)を風に飛ばされた。
原因は張りが甘かったこと。源次郎尾根から帰ってきたら

ワタクシのテントがない!

とびっくらこいた。そしたらなんと劔沢小屋にあった。
劔沢に飛ばされたテントを小屋のお客さんが拾ってくれたらしい。
めちゃくちゃ助かりました!!

う〜〜ん、風を甘くみちゃいかんです。

対策としてはmont-bellのスノーアンカーを買ってみようかと。。
(↑すぐに物で解決する。。)


前から気になってたものだけど、2個セットで700円だし、
重さも50gと軽い。でも、しばらく雪山行かないんだよなあ


  • 雪稜山行を続けるといつか坊主になる件
帰り道、信濃大町の温泉、『薬師の湯』に寄った。
ほぼ1週間ぶりに髪の毛を洗った。

風呂桶を見てぎょっとした。

何この抜け毛の数!!

パッと見ても30本はあるよ!
今の自分には少なくない数だけにフリーズした。

オギワラさんに言うと
『1週間分の量だからさ〜』
と言ってたけど

絶対にナイフエッジを渡るときのストレスのせい

だと思っています。
が、いかがでしょう??


2010年5月6日木曜日

劔岳 源次郎尾根


頭で考えなくても体は自動的に最も効率の良い動きをする。
目を頻繁に動かし体を壁から離し、足をあまり高く上げず
ゆっくりだが決して止まらず確実に高度を上げる。
長い間、この瞬間を求めてきたのかもしれない。
(『垂直の記憶』より)





11月から始めた雪山もこのGWの劔岳でいよいよラスト!
パーティーは4月の爺ヶ岳と同じで、オギワラさん(リーダー)、
オオマサさん、あけちさん&自分の4人。