2010年4月25日日曜日

広沢寺(岩トレ)


初めて外岩をちゃんと登った!!
トップロープで5.8だが・・・・
自分に取っては大きな一歩!



J&S新宿でやってきた成果はでるのか??
ルート名は忘れてしまったがとにかく5.8の課題。


2010年4月24日土曜日

死んじゃうかもしれないからな(写真を撮っておこう)     『凍』--沢木耕太郎--

妙子は、上の支点で使ったハーケンなどを回収し、慎重に降りてきた。
見上げている山野井に、妙子の靴の裏が大きく見えてきた。あと、三、四
メートルでここに着くだろう。妙子をこの急な崖のどこに迎え入れるか。
山野井がそう思って視線を上に向けた瞬間だった。
腹の底に響きわたる低い音と共に、激しい勢いで雪の塊が覆いかぶさって
きた。雪崩だった。(妙子は)雪崩に直撃されていたのだ。
雪の塊に体を吹き飛ばされながら、山野井は必死に叫んでいた。
「止めてやるぞ!」
しかし、妙子を確保しているロープは・・・・・


『垂直の記憶』に続いて山野井泰史に関する本その2
作家・沢木耕太郎が書いた『凍』です。
『垂直の記憶』にも出てきた”ギャチュンカン登攀”に特にフォーカス
しているノンフィクションです。


2010年4月20日火曜日

爺ヶ岳・東尾根


<朝日でピンク色に染まる北ア>

4月に入ってからも東京は天気が良くない日が続く。爺ヶ岳に向かって
出発した金曜日夜は雪が降った。4月の東京で雪が降ったのは41年ぶり
だそうです。TVのニュースによると野菜も高騰してるとか・・・・・


2010年4月11日日曜日

アイガー北壁を登るのですか。   北壁の死闘 --ボブ・ラングレー-- 訳 海津正彦

『北壁の死闘』 ボブ・ラングレー 海津正彦 訳
第2次世界大戦末期、原子爆弾の研究開発でアメリカに先行されていた
ドイツは起死回生のための作戦を実行に移すことにした。その作戦のた
めに集められたドイツ屈指のクライマー達に下された命令とは・・・・

某サイトで絶賛されていたこの小説。続きが読みたくてどんどんページ
をめくってしまう。訳者がクライミングに熱を上げていたようで和訳に
は全く違和感がない。

ある事故によってクライミングをきっぱり諦めていたシュペングラーは
任務のために登り始めたアイガー北壁を通して自分自身を取り戻していく。

そして、猛吹雪のアイガー北壁、ぎりぎりの状況の中での告白。
アメリカvsドイツ二転三転する立場。追って追われる展開。
これを台本にして映画を作ったらすごい作品になると思う。

2010年4月9日金曜日

富士山

今週末は生まれて初めての富士山です!
夏の富士山は混んでるというイメージがあり、なんとなく敬遠していた
のですが、12月に遭難事故があり、冬の富士山はどんなとこなのか?
俄然、興味が出てきました。その遭難事故に対して”登山家”野口氏が
『冬の富士山はヒマラヤよりも難しい場合がある』とコメントしていて
そんなとこが日本にあるのかと驚いたものです。

厳冬期の富士山は時にヒマラヤ以上に厳しくなる。
独立峰ゆえの凄まじい強風。
逃げ場がなく、表面の雪面もガリンガリンに凍りつき、
固くなった氷にはアイゼンの爪も充分には刺さらない。
そして山頂付近でスリップしてしまえば、凍った滑り台から
落ちるようなもので五合目付近まで落ちてしまうことさえある。
(野口健ブログ 12/22)

他の人のBlogをのぞいてみると、『冬富士は別の惑星に来たような感じ』
と書いてあったりして、ずっと機会を探っておりました。

ので、この話があったときには速攻で参加表明したのです。

厳冬期と4月ではやっぱり違うと思うのですが、初めてなのでいいかなと


2010年4月4日日曜日

自分が死にそうなのが分からないのか。  『垂直の記憶』--山野井 泰史--

『垂直の記憶 岩と雪の7章』 著:山野井 泰史

標高六一〇〇メートル付近を登高中のことだ。上部で『ドーン』
とセラックの崩壊らしき音。・・・逃げるのは不可能と感じた
僕は、妙子に『構えろ!構えるんだ!』。それだけを叫び、自分も
アイスバイルを雪面に叩き込む。その一、二秒後、・・・・・
僕は飛んだ。(第五章)


今さらですが、山野井さんの『垂直の記憶』を読みました。
この本、おもしろいです。


2010年4月3日土曜日

岩壁よおはよう --長谷川恒男--



長谷川恒男が書いた『岩壁よ おはよう』を注文しました。
(絶版のため、Amazonで注文)
2007、2008と日本山岳耐久レース 長谷川恒男Cup(通称:ハセツネ)
に出たことがあるのですが、長谷川恒男のことは全く知りません。
なので、著書を読んでみようと思いました。

なぜこの本にしたかというとタイトルがおもしろいから、です。
『岩壁よ おはよう』ですよ!
『岩壁』と朝のあいさつ『おはよう』を結びつけるセンス
この本の担当編集者は並みのセンスではないと思います。

そして表紙はヒゲもじゃ&ジーパンで岩の上に立つ
長谷川恒男(らしき男)。

ただものではなさそうです。

(読み終わったら更新します。)

『孤高の人』(上)を読んだ




孤高の人』(上) 新田次郎
昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのもの
であった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アル
プスの山々を、ひとり疾風のように踏破していった”単独行の加藤文
太郎”。高等小学校卒業の学歴で造船技師にまで昇格した加藤文太郎
の愛と孤独の青春を描く長編

『剣岳・点の記』に続いて新田次郎を読みました。