2010年2月4日木曜日

(続々)インドに行った話



インドに来て初めての朝。早速、動きだしましたよ。とりあえず腹が
減ったので開いてた喫茶店みたいなとこへ。インドといえば『チャイ』
この『チャイ』が・・・・







うーまいぞ〜〜〜〜〜〜
(味皇)



だったのだ。インドにいる間はチャイをとにかく飲んだ。どこで飲んでも
大体うまかった。喫茶店にはスイーツが何種類も置いてあったがこのスイ
ーツもチャイと良く合った。その後、シンガポールのインド人街でもチャ
イを飲む機会があったが、あまり美味くなかった。やはり、食べ物はその
土地の気候とか風土と密接な関係があるのでその土地の物はその土地で食
べるのが一番、おいしいんだなと妙に納得した。タイのSINGHAというビ
ールも好きだけど、日本で飲むと物足りなく感じてしまう。




腹を満たした後はカルカッタの街をうろついた。電車に乗ったり、船に
乗ったりした。イギリスの植民地だった影響でそれっぽい建物がたくさ
んあった。メインストリートはきれいに舗装されてるけど、裏の路地に
入ると未舗装も道路もあってなんか埃っぽい街だった。人、車、電車、
バス、牛?で道路は大混乱という感じだった。翌日には電車でバナラシ
という次の町へ行きたかったのでStationへTicketを買いに行った。
Foreighner OnlyのOfficeがあって快適な買い物ができた。座席はグレード
が何種類かあったが、中間くらいのグレードのを買った。



午後には映画館に入った。内容はさっぱり分からなかったが。映画館の
中は男ばっかりだったように思う。映画館から出ると同じくらいの年の
男が話かけてきた。『日本人か?』と聞いてくるので『そうだ。』と答
えると『日本人と友達になりたいのでちょっと話そう。』みたいなコト
を言ってきた。一人旅だとこういうのに弱い。。誰かと話がしたくてた
まらないんである。喫茶店に入って片言の英語で話してた気がする。

その男が『どこに泊まってるのか?』と聞いてくるので『サダルストリ
ートのドミトリーに泊まっている。』という言うと『同じ値段でシング
ル(一人部屋)があるので移ったらどうだ。』と言ってきた。同じ値段
で条件が良くなら、ということでその日の夕方に移ったのだった。

その男はまた明日、会おうと言って帰っていった。インドに来て早くも
知り合いができたやんと、少しいい気分で寝た。

翌日、男は言ったとおり現れた。それで、服屋みたいなとこに連れてか
れたのである。

勘のいい方ならお気づきでしょうが、こっから怪しくなるのだ。

服屋の主人がまず一杯とチャイを出してくれた。
(主人)Do you have family?
(オレ)Yes, I have father ,  mother , and sister.
(主人)そうか、では日本の家族におみやげを買っていかないか?
この店にあるのは最高級のシルク製品ばかりだ。

-------------------30分後-----------------

(主人)ありがとうございます!Good deal !!

今、この瞬間に戻れるならスリッパで自分の頭をひっぱたいてやりたい!
旅の始まりにわざわざ『重り』を買っただけでなく、相場よりもかなり
高い値段で買ってしまったのだ。後日、バナラシのお店でこのコトを話し
たら、そのお店の主人に、

『お前はバカか?その金額だったらこの店にあるもの全部、買えるぞ!』

と言われてしまったのだ。

オレがたくさん買ってあげた服屋の主人はかなり機嫌が良くなったらしく
夕食をごちそうしてくれて、駅までタクシーで送ってくれたのだった。

ハア〜〜〜〜 orz

気を取り直してバナラシに向かう電車の話にする。

カルカッタの駅に着いたのは電車が発車する時刻に割と余裕を持って着いた。


しかし、


どの電車に乗ればいいのから分からん


のだ。


日本のように

No.1  Chuo Line

みたいな表示がどこにもないのだ。あったかもしれんが目に入らなかった。
場内アナウンスで何かしゃべってるが何を言ってるのかさっぱり分からん。
そもそも英語のリスニングは苦手というか全くできないのだ。中学の時の
リスニングの授業では答えは全部、隣の女の子に教えてもらっていた。
こんな状態で一人でインドに行けたのか不思議である。

しかし、そうは言っても発車の時刻も迫っている。しょうがないから周りの
インド人に聞きまくった。

電車を指差して『バナラシ?』
(本人はこの電車はバナラシに行くのか?と聞いてるつもり)

と何人かにやってみた。

その度に『??』という奴もいれば、『あっちの電車だ』という奴もいたし
『Oh、Yes!!』という奴もいた。その結果、どうもこの電車らしいというとこ
までは来たのだが、ほんとに信じちゃっていいのかな〜?と揺れていた。
こういうところは用心深いのだ。その時、近くを旅慣れてそうな日本人が
通ったので聞いてみたら、やっぱりこれでいいという。のでその電車に乗り
込んだ。これで後はバナラシで降りるだけ、と安心した。


しかし、電車が動いたのは、それからかなりの時間が経ってからだった・・
じゃあ、あんなに焦る必要なかったじゃ〜〜〜ん。。



Next>>>>>聖地・バナラシのお話です。


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