2009年7月26日日曜日

丹沢でわしも考えた

水無川本谷を登り詰めた(最後はちょっと間違えた)俺達特攻部隊は、塔ノ岳山頂から登山道を歩いて帰ることにした。

日曜日の午後だからなのだろうか?山頂にいた登山客の数に比べ、登山道を歩く人は明らかに少ない…

ビーノによると、我々の歩いている道は、丹沢登山のメインルートではないそうだ。

そのせいか、地図には書いてあるが営業していない山小屋も見られた。


書策小屋に到着。

先日亡くなったここのご主人は、この小屋を自ら拓いて守り続け、80代後半で体調を崩して動けなくなるまで、決して山を下りようとはしなかったそうだ。

一度お会いして話を聞いてみたかった…


海からの強い風に吹かれながら、これに長い間耐えてきたご主人と山小屋の歴史に思いを馳せる。

ここから見える風景はとても美しく、時間を忘れて見ていたくなる。


(中央に見えるのが書策小屋。眼下に秦野市街、小田原から相模湾が見渡せる)


政次郎尾根を下りていくと、途中に登山道の修復を行っている人がいた。

何でも、この登山道が好きなので、自主的に修復の活動をしているらしい。

「人が歩くと、どうしても荒れてしまうんだよね~。ちょっとずつ治して、上まで行ったらまた下からやり直しで。でもいいんだ~、暇つぶしでやっているんだから」


丹沢で会う人たちには、みんな「ここが大好き」という気持ちが溢れているように見える。


高速道路が1000円になっても、車で来られない。(駐車場がない)

メインルート以外は軒並み急なボコボコの登山道。


でも眺めは最高!

そしてここの人々もサイコー!


いいよ、丹沢。

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