2008年5月10日土曜日

エクストリームシリーズ奥多摩大会 レポート

[スタートまで]
当初、下山さん、会長、ヒビノで出場する予定だったが、会長が引っ越しのため不参加となり、那珂川大会と同じく下山さん、ニシヤン、ヒビノで出場することになった。

大会当日は、冷たい雨。最高気温は9度だとか・・・。一昨年のアドベンチャーレース初参加の時を思い出す。気分は乗らないが、「リベンジには打ってつけの舞台だ!」と、気持ちを奮い立たせる。

会場で準備をしていると続々と選手が集まってくる。
それにしても人が多い!それもそのはず、今回はエクストリームシリーズ史上もっとも最も多い70チームが参加してるとか。
アドベンチャーレースもメジャーになったものだ。。。

ところで今回は、いくつか新しい装備を使うことになった。

・MTB牽引棒
那珂川大会では立ち止まってロープをくくりつけていたが、走りながらでもロープをつかめるように牽引棒にロープを通す方式を採用。ARJS長良川大会でシバヤンに教えてもらったことを早速実践する。
ヒビノのMTBに取り付け。

・マップ台 @下山工房 Version2.0
MTBを担ぎながらでもマップを取り外せる様にバージョンアップ。MTBにマップ台取り付ける金具が目を引いた。
下山さんとニシヤンのMTBに取り付け。

・マップ台 @ヒビノ工房
すべて100円ショップのパーツを使い30分で作成。安上がりだが、操作性、信頼性は未知数。
ヒビノのMTBに取り付け。

・MTBトゥークリップ
MTBのスピードアップにはビンディングシューズを使うのが一番だが、そうするとシューズの履き替えの手間が生じる。そこで機能的にはビンディングに劣るものの、ランニングシューズでも引き足が使えるよう、トゥークリップを取り付けてみた。これで、登りが少しは楽になるはずだ。
ヒビノのMTBに取り付け。

これらの装備でいかに成績が上がるか、楽しみである。
個人的な意見だが、レースのためにいろいろと装備を自作するのも、面白かったりする。

[チームチャレンジ]
牽引棒の取り付けには苦労したが、準備も万端に整えいよいよレーススタート!
まずは吊り橋の名前と撮影ポイントと当てるチームチャレンジだ。
3つの吊り橋を見てまわるために、とにかく走る!走りながらも、パスポートに答えを書く!いきなりきついが、なんとか5、6番手で、スタート地点に戻ってきた。

ここでようやく本日の全体地図が貰えた。
前半の山場は御前山周辺でのオリエンテーリングだろう。MTB区間も長そうなので、MTBのスピードも要求されると思われる。

[CP1~CP2]
CP2まではロードと林道をMTBで進む区間だ。
牽引棒とトゥークリップが役立つときである。早速ニシヤンを牽引して山道を登る。CP1は林道沿いにあり難なくGET!
「さぁこの調子~」と思っていた矢先、林道の下りで自分のMTBに取り付けた「マップ台@ヒビノ工房」があっけなく壊れてしまう。台の取り付け方があまりにも脆弱だった。我ながら情けない。。。
今後、MTBのナビでは下山さんとニシヤンに任せることになってしまった。申し訳ありません。

それでも気を取り直し、体験の森入り口の駐車場にあるCP2に2番手で到着。
滑り出しは上々である。

[CP3~CP7]
ここの区間は、体験の森に設置されているCP3~CP6を順不同で回るオリエンテーリングである。
CP6は御前山の頂上にあり、登坂力が要求される。我々は3→4→6→5の順で回ることにした。

CP2で体験の森の詳細地図をもらったが、すぐに今井さんがやってきてスタッフの間違いで、この地図は選手は貰えないものだということが分かる。ここのやりとりで後ろから来たチームに並ばれ、しばらく団子で進むことになった。

体験の森は縦横に登山道が張り巡らされているが、地図を持っていないので分岐にある案内版だけが頼りである。指示書に書かれた路の名前を頼りに進み、CP3、CP4とGET!得意のトレランで、後続を少しずつ引き離しているかも。
御前山の山頂でCP6GET!ここからCP5を目指して山を下る。ぬかるんだ地面で滑りそうになるが、そこは我慢してCP5をGET。
CP7への下りでは、行き先が同じ(奥多摩駅)分岐がいくつも現れるが、感覚を頼りに、最短コースを選択して進む。CP7での順位が気になっていたが、なんとか2番手をキープしていた。
しかし1位の「とれいるざんまい」との差は大きく開いた。

ここからの逆転は厳しそうだなぁ~

[CP8]
CP8までは、むかし道をMTBで正確にトレースするルート。途中に木に貼り付けられた4つのキーワードを捜して単語を作るという課題付きだ。
むかし道の入り口でトイレ休憩をして、キーワード探しスタートだ。ここではアルファベットを見逃さないために、ゆっくり進む作戦である。
最初のキーワード「T」を見つけ、そのまま進むとロード区間に出た。
ここでは、むかし道を正確にトレースするのが難しい。少し戻ると、階段に「むかし道」の案内版を発見。この階段を担いで登った。その後、また「むかし道」に戻ったが次のキーワードがなかなか現れない。「さっきのルートが間違っていたのではないか?」と不安に駆られる。不安になっているとスピードも出ない。戻ろうか戻るまいかと話しながら進んでいると、後ろから来た「KIWAMI」と「水戸カヌークラブ」に抜かれてしまった。しばらく進み、次のキーワード「R」を発見。
「TRで始まる4文字の単語って何?」「やっぱり一つ見逃したんじゃ・・・」と、いつまでも不安な自分。3つめのキーワード「E」を見つけて、ニシヤンが「TREEだよ」と言ってくれるまで不安で一杯だった。
CP8には4番手で到着。このあたりで一段と寒くなってきた。順位も下がるとなるとモチベーションの維持が難しい。早くゴールして温泉に入りたーい!

[CP9~CP11]
CP8で今後のルートについて決定し、再スタート。会場の横をかすめて林道に入り、道沿いのCP9、CP10を取ってCP11まで。CP9、10とも難なく見つかったが、細かな階段があり速度が上がらなかった。

[カヤック(CP12)]
CP11からカヤックの開始地点まで徒歩で向かう。カヤックの順序は、那珂川大会と同じで、下山さん→ニシヤン→ヒビノの順だ。
まずは下山さん。自分のカヤックの置き方が悪く出艇の際に少々手こずったが、シーカヤックの練習の成果か、思ったよりも早く戻ってきてくれた。
次にニシヤン。ちょっと帰りが遅く心配になったが、無事に戻ってきてくれた。KIWAMIの人たちも、メンバーが戻ってこなくて心配しているようだった。
最後に自分。ダム湖の平水部では楽ちんだったが、折り返しのブイが近づくにつれ流れが急になってきた。ここで、下山さんに川の左岸の流れの緩やかな所を進んだ方がよいとアドバイスを受けたことを思い出し、そのとおりにした。流れに逆らって進むには苦労したが、力ずくで進みブイを数メートル行き過ぎたところでUターン。あとは流れに身を任せスタート地点に戻った。
3人終わってみたら、なんとKIWAMIを抜いて3位に順位が上がっていた!
なんだ、まだまだ行けるじゃないか~!

[CP13~ゴール]
この区間、地図を見る限りでは350m高度アップするルートを通らなければならない。「こりゃーMTBじゃなくてトレランだろう」って思っていたら、MTBだった。
最後にこんなハードな登りを持ってくるとは!
CP13までに、再度KIWAMIに抜かれて4番手に落ちる。食らいつこうとするもその差は徐々に広がっていった。
CP13までは乗れる区間もあったが、その後は峠までほぼ担ぎ区間。どうしてもニシヤンの速度が上がらず、下山さんと自分でにしやんのMTBを分担して運び、どうにか最高地点に到着。
CP14も見つけ、さぁあとは下るだけ!でもCPには、「この先、危険なので無理して乗らないように」の注意書きが。。。何のためにMTBを担いできたの???
まぁ、自分たちの4位ゴールも確定的となっているし(※5位との差が20分以上あることは確認済み)、ここまで来て怪我をするのもつまらない。「ゆっくり下りましょう」ということで、無理せずゆっくり下る。でも雨だからつらいけど、晴れてたら楽しい区間なんだろうなぁ~。。
そしていよいよゴ~ル!
ゴール地点では、我々の直前にゴールしたKIWAMIが記念写真を撮っていた。
「もっと前にゴールしてたんじゃないの?」と思い聞いてみると、最後のロード区間でMTBがパンクしてしまって、「ワイルドライフに気づかれたら抜かれる」と思い、MTBを担いで必死に走ってきたとのこと!
そーなのか~・・・。3位になるチャンスがあったんですね。ヤラレました。

[所感]
こうして思い返してみると、細かいミスが多くあることが分かった。一つ一つのミスのロストタイムは大したことないが、全部合わせると軽く5分くらいはタイムが縮まると思う。こういったミスを無くすことが大切だ。
それにしても、さむーい雨の中のレースはやっぱりつらい。まぁ、一昨年のリベンジにはなったと思うが。。。。今度は、楽しいアドベンチャーレースをやりたいなぁ。

最後に、新装備の評価ですが、、、

・MTB牽引棒
非常に効果的。ただし、ひもをつかむのに苦労する。もう少し高い位置にひもを出した方がいいかも。引っ張り手も、牽引される側の感覚を体験しておく必要がある。

・マップ台 @下山工房 Version2.0
すごくよかったみたい。

・マップ台 @ヒビノ工房
直ぐに壊れてしまい問題外。すでにバージョン2を作成済み。ARJS三浦横須賀大会で試そうと思ったが、リタイアでマップ台の出番はなかった。。。

・MTBトゥークリップ
登りではたいへん有効だった。ただし最後のダウンヒルの際、足を固定するのが怖くてペダルを裏側にして下っていたら、岩に当たりトゥークリップがつぶれてしまった。次回はビンディングを試す予定。

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